2017年02月26日

2018年02月23日

勃起不全(ED)とは何か理解しましょう

EDは大きく分けて、機能性要因・器質性要因・混合性要因・薬剤性要因・その他の要因の5種類あります。それぞれ治療法が異なるので、自分がどのEDに当てはまるのか確認しましょう。
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1.勃起不全(ED)とは何か理解しましょう。

EDは大きく分けて、機能性要因・器質性要因・混合性要因・薬剤性要因・その他の要因の5種類あります。それぞれ治療法が異なるので、自分がどのEDに当てはまるのか確認しましょう。

(1) 機能性(心因性)要因

EDの原因として1番よく見られるのが機能性要因です。ストレスやSEXの失敗経験が原因で起こることが多く、身体的には問題がなくても精神的なもので急にEDになるので、ショックを受ける人も少なくありません。

(2) 器質性要因

病気やケガが原因で身体の機能に異常や障害があり、起こってしまうEDです。器質性とまとめられていますが、陰茎性や神経性、内分泌性など細かく分けると様々な種類があります。手術やケガで神経に損傷を受け、その後障害が残ってしまうケースや内服している薬剤が原因で起こってしまったりと、原因は様々なEDです。

(3) 混合性要因

機能性要因と器質性要因が両方とも原因となってしまっているときにおこります。色々な原因が入り混じってしまっているので、原因を特定することは難しいです。

(4) 薬剤性要因

病気の治療で内服している薬の副作用が原因で起こってしまいます。薬剤例としては、筋弛緩薬や抗痙攣薬など筋肉に関わる薬や抗うつ剤などの精神面に作用する薬の副作用でEDが起こってしまうケースが多いです。

(5) その他の要因

EDは高齢になるにつれて発症する確率が上がります。しかし、加齢が直接的な原因となるわけではなく、それまでの生活習慣が大きく影響すると言われています。喫煙や肥満の生活習慣、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も関係していることがわかっています。
 また、新婚の男性が結婚のストレスや環境の変化などでEDを発症することもあります。

2.EDの治療方法

EDの治療方法は、バイアグラなどの内服・ホルモン剤の内服・心理療法・ICI(陰茎に注射を打つ)治療・陰圧式勃起補助具・外科手術の大きく分けて6種類あります。

(1)ED治療薬の内服治療

ED治療薬で有名なのは、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類で、一度は耳にしたことがあると思います。効果はそれぞれ異なります。薬は人によって相性があるので、内服する人の効果に合わせて変更します。
・バイアグラ:世界初のED治療薬で、知名度が高く、使用している方も多いです。
・レビトラ:最短30分以内に効果が発揮されるほど、最も即効性があります。
・シアリス:体内で分解されにくい構造になっていて、最大36時間持続します。
※これらの薬を内服すれば勃起するわけではなく、性的刺激があって初めて勃起します。

(2)ホルモン剤の内服治療

男性ホルモンが不足すると、脳の中で興奮を伝えるドーパミンが増えないなど、勃起が実現できなくなります。そのような時に男性ホルモンを内服もしくは筋肉注射で体内にいれます。
しかし、男性ホルモンを注入すると、男性不妊や前立腺がん、前立腺肥大のリスクが高まる副作用があります。

(3)心理療法

機能性のEDで用いられる治療方法です。心理カウンセラーのカウンセリングを受けたり、医師に相談し悩みを解決することで原因を取り除く治療方法です。
この治療方法は、自分だけでなくパートナーと2人で行うことのできる治療法です。

(4)ICI(海綿体注射療法)治療

陰茎の海綿体に直接、末梢血管作動薬を注射し、陰茎にある血管を強制的に拡張することで、本人の意思とは関係なく勃起させることができます。注射を打つとすぐに勃起状態にすることができます。
しかし、この治療法はまだ日本で認可されていないので、使用する際は全て自己責任です。

(5)陰圧式勃起補助具

筒形の器具の中に陰茎を挿入し、ポンプを使って、器具の中を陰圧の状態にすることで、血液を流れ込ませて貯留させることで強制的に勃起状態を作り出します。

器具を使用するだけなので、副作用の心配もなく、どの種類のEDにも使用可能なことが利点です。しかし、血液を貯留させているため連続して30分しか性交できず、陰茎を締めるバンドで痛みを感じ、性交に集中できない人もいるようです。

(6)外科手術

治療で外科手術を選択する場合は非常に少ないです。適応ケースは、陰部の血管に損傷がある場合に限られます。手術の方法も血管外科手術と言って、血管性のEDにのみ適応される手術方法とプロステーシスというシリコンを陰茎に埋め込むことで勃起状態を生み出す方法の2種類があります。

3.注目の最新の治療法

高電圧の放電を利用して高エネルギーの衝撃波が発生する新しい特殊な機械を使用し、陰茎に刺激を与えることで血管の新生を促進させるので、血液量が増加しEDが改善される治療法です。

約80%の人が効果を実感できたと効果も抜群ですが、日本にはまだ25台しかなく、治療できるところが限られてしまいます。

4.生活習慣とEDの予防

(1)ヘルシーな食生活を

肥満になると男性ホルモンの分泌が阻害され、EDになりやすいと言われています。なので、肥満にならないように食生活には気を付けなければなりません。
高カロリー・高食塩・高脂肪の3つに気を付けて毎日食事をするように心がけてください。
逆に、EDに効果的な食べ物として、亜鉛を摂ることがいいといわれています。亜鉛は男性ホルモンのテストステロンの減少を防いでくれます。亜鉛が入っている食材として、ゴマ・抹茶・牡蠣・あわび・鶏もも肉などがあるので、積極的に取り入れてみてください。

(2)精神的ストレスの発散

機能性要因が原因でEDになることが多いように、仕事や家庭のストレスは大きく影響します。自分なりのストレスの発散方法を見つけましょう。もし、性交の時うまくいかなくても、深く考え込まずプラス思考を心がけてみてください。

(3)喫煙と飲酒

喫煙や飲酒もEDに関係していると言われています。禁煙・禁酒というわけではなく、身体に害をなさない程度の「ほどほどに」を心がけてください。

(4)適度な運動

EDの原因は血行不良になってしまっているからです。運動し、身体の循環を高めることで、EDの改善につながるという結果が出ています。また、運動はテストステロンの分泌を高めてくれるので、ランニングなどの軽い運動から始めてみてください。

5.最後に

EDと一言に言っても原因は様々です。一人で深刻に考えず、まずは病院で相談してみると解決法が見えてくるかもしれません。
薬などに頼らずとも普段の生活で心がけられることも多いので、少し気にして生活するようにしてみてもいいかもしれません。しかし、ストレスは禁物なので、焦らず自分のペースで治療していきましょう。