2018年04月05日

2018年04月23日

男らしさを取り戻す!ED(勃起不全)治療薬の使い分け方【薬剤師コラム】

男性のみなさん!
最近、満足のいくSEXできていますか?
若かった頃と比較して、ペニス(陰茎)の硬さも勃起の角度も衰えたと感じていませんか?
勃起したときも昔ほどカチカチにならず少しやわらかかったり、性行為の途中で勃起が維持できなくなったりして、パートナーを満足させられていないのではと不安ではありませんか?
それは、あなたがED(勃起不全)になってしまったからかもしれません。
たしかに、歳をとって昔ほど体力もなくなったし、筋肉が落ちてお腹も出てきたかもしれません。
しかし、男の自信だけはまだ失いたくはないですよね?
今回はそんなみなさんが、昔のように強く・硬く・太く勃起できるようサポートしてくれるお薬たちを紹介していきます。
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そもそもEDとは?



EDとは勃起機能の低下を意味し、英語では「Erectile Dysfunction」の頭文字を略して、EDと呼んでいます。
日本では勃起障害あるいは勃起不全と訳されています。
かってはインポテンツ(略称:インポ)と呼ばれていましたが、現在ではほとんど呼ばれていません。
完全に勃起ができない状態のことをEDと思われている方も多いですが、実際はそうではありません。
勃起するまでに時間がかかる、勃起しても途中で萎えてしまうと感じている方は、いずれもEDの疑いがあり、治療の必要がある場合が多いんです。
日本性機能学会では、EDとは「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定めています。
そのため、勃起はするけど満足に性行為を楽しむことができなければEDである可能性が高いともいえるのです。

EDの症状は?



先ほども少し紹介しましたが、満足のいく勃起が得られないということがEDの主な症状です。
以下が主なEDにおける症状です。

・性欲はあるけど、興奮しても勃起しない
・勃起しても十分に硬くならない
・勃起しにくく、勃起が持続しない
・挿入できても勃起が持続せず、抜けてしまう

これらの症状に思い当たることがあれば、あなたはEDかも知れません。

どのくらいの人がEDなの?



みなさんは先ほどの症状に当てはまってしまったでしょうか?
これを読んでいる多くの男性の方が、当てはまったのではないでしょうか?
EDの方って実はかなり多いんです!
1998年に男性を対象にして行われた調査では、成人男性の24%、つまり約4人に1人がEDであると報告されています。
50~60歳代だけに限定すると、なんと2人に1人がEDといわれています。
これらの調査報告は、中程度ED(勃起が十分でなく、時々性行為ができない)もしくは完全ED(勃起しないため常に性行為ができない)だけをまとめた結果であり、軽度EDも含めると、成人男性のなんと53%の方がEDであると報告されています。

なぜEDになるの?



EDの原因は加齢によるところが多いです。

しかし、最近では加齢だけがEDの原因ではないことがわかっています。

不規則な食習慣を続けていたり、運動不足、お酒の飲みすぎ、喫煙などの毎日の生活パターンがEDと深く関係していることがわかっています。

また、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病も、EDになるリスクを高めています。

加齢や不規則な生活習慣、糖尿病などの生活習慣病は血管や神経に様々な障害を起こします。

特に動脈硬化による血管障害はEDの主な原因になります。

また、ストレスによる精神的焦りや不安もEDの大きな原因となっています。

通常の勃起のメカニズム



通常、勃起とは性的刺激を受けること起こります。

性的刺激を受けることで、脳は一酸化窒素を放出するように命令を出し、放出された一酸化窒素は体内でサイクリックGMP(cGMP)といわれる物質の生産を促します。

cGMPは陰茎海綿体の動脈を大きく拡張し、陰茎海綿体に血液が流れ込みます。

これによって陰茎は硬く太く膨張し、正常に勃起している状態となるのです。

しかし、これが加齢や糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病にかかり動脈硬化などの障害が起こると、陰茎海綿体の動脈が十分に広がらず、十分な量の血液が流れ込まなくなります。

十分な量の血液が陰茎海綿体に流れなければ勃起が起こらない、あるいは満足な勃起が得られないという状態になってしまいます。

これらの状態になった場合、原因となる生活習慣病の治療や不規則な生活を改善することによってEDが改善する場合もありますが、速やかにEDを改善するためにはED治療薬を使用することが推奨されています。

ED治療薬とは?



主にEDの治療には、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬といわれるお薬が使用されています。

PDEという酵素は1~11のタイプがあり、陰茎海綿体にはタイプ5のPDEが多く存在しています。

勃起を促すcGMPは体内でPDE5によって分解され、なくなってしまいます。

これが、勃起が弱まる「萎える」という現象です。

PDE5阻害薬は、PDE5の働きを抑制することでcGMPが分解されるのを抑制し、cGMPの量を高い状態のまま維持することで強力な勃起を促します。

このような作用からPDE5阻害薬は、加齢や生活習慣の乱れによる血管障害のような肉体的なEDだけでなく、ストレスや焦り、不安な気持ちで勃起しにくいというような精神的なEDのどちらにも効果をあらわすことができます。

現在、世界ではPDE5阻害薬のED治療薬はいくつかの種類のものが存在し、それぞれの目的ごとに使い分けられています。

そのなかで、特徴的な4種類のED治療薬の特徴や使い分けについて紹介していきます。

シルデナフィル(バイアグラ)



世界で最初に開発されたPDE5阻害薬です。

オーソドックスな効果と作用時間を持ち、長年にわたって多くのEDの方に使用されてきました。

服用することで、30~60分程度で強力な勃起誘発効果を感じることができます。

古くからED治療薬として承認・販売された実績があり、多くの臨床データがあることから安全性や有効性は折り紙つきです。

そのため、多くのヘビーユーザーのいるED治療薬です。

古いお薬のため、多くのジェネリック医薬品メーカーによりジェネリック医薬品が開発されており、安価に購入可能というメリットもあります。

最初に開発されたED治療薬のため欠点もあり、食事の後に服用してしまうと勃起誘発効果が大きく低下してしまうため注意が必要です。

バルデナフィル(レビトラ)



他のED治療薬とは比較にならないほど強力な勃起誘発効果を持つお薬です。

即効性もあり、服用後30分で効果を発揮します。

勃起誘発効果が強力かつ、シルデナフィル(バイアグラ)の食後に服用すると効果が減少するという欠点も改善されています。

通常の食事であれば、食後に服用しても勃起を誘発する効果に影響を与えません。

注意点として、効果が強力なかわりに副作用が他のED治療薬よりも起こりやすく、飲み合わせの悪いお薬も多いということです。

持病のある方や、継続して服用しているお薬がある方はバルデナフィルを服用する際は注意してください。

ここぞという場面で強力な勃起を促したい方は、おススメです。

タダラフィル(シアリス)



このED治療薬シアリスは、現在ED治療薬世界シェアの第1位を獲得しています。

バルデナフィル同様に、服用して30分程度で勃起誘発効果をあらわします。

バルデナフィル以上に食事の影響も受けにくく、食後に服用しても問題なく勃起を促すことができます。

タダラフィルの最大の特徴は、勃起誘発効果の持続時間の長さです。

1回服用すれば36時間もの長時間勃起を誘発することができます。

そのかわり他のED治療薬に比べて勃起を促す効果がマイルドではありますが、副作用が起こりにくいのも特徴です。

服用するタイミングを選ばずいつでも服用でき、服用したら長時間効果が持続するので多くのED患者に愛用されています。

パートナーの女性にED治療薬を服用したことを悟られる心配もなく、安心してED治療をすることができます。

アバナフィル(ステンドラ)



アバナフィルは、日本ではまだ承認されていないED治療薬です。

作用は他の3つと同じくPDE5阻害で、他のお薬と比較して即効性がありつつ副作用が少ないといわれています。

服用して15~30分程度で勃起誘発効果をあらわします。

食事の影響も受けず、即効性があるため、性行為をする直前に服用することが可能です。

日本ではまだ承認されていませんが、歴史は古く2011年には海外で販売が開始されています。

ED治療薬を使用できない方には陰圧式勃起補助具がおススメ



ED治療薬は、狭心症のある方など一部の方は服用できない場合があります。

しかし、そんなEDの方におススメなのが陰圧式勃起補助具(VDE)です。

VDEは陰茎に装着し、吸引することで陰茎内に血液を吸引することで勃起に近い状態を作り出します。

以前は雑貨屋などでジョークグッズとして販売されるようなものもありましたが、1998年以後は厚生労働省による「医療用具として製造(輸入)承認及び許可」が必要になりました。

さらに、2005年には、VDEは管理医療機器に属すようになっています。

VDEは、2015年の欧州泌尿器科学会ガイドラインではPDE5阻害薬が効かない方や服用できない方の第1選択治療に推奨されています。

日本でも、日本性機能学会によってVDEの使用(PDE5阻害薬との併用も可)はED治療に効果があるとして推奨されています。

EDの治療だけでなく、ペニスのサイズアップなどの効果も期待できおススメです。

ED治療のお薬は、個人輸入を利用するのがおススメ



いかがでしたか?

みなさんのライフスタイルにあいそうなED治療薬はあったでしょうか?

強力に勃起したいから今日はバルデナフィル(レビトラ)、長時間複数回性行為を楽しみたいからタダラフィル(シアリス)、即効で勃起を促したいからアバナフィル(ステンドラ)など、ED治療薬をシーンによって使い分けている方もいます。

そのような方には、個人輸入を利用してED治療薬を購入するのがおススメです。

ED治療薬を複数組み合わせたセットが販売されていたり、他人にED治療薬を購入していることを悟られず安価に購入することもできたりするので多くの方が利用しています。

みなさん是非ともEDを解消し、パートナーの方と素敵な夜をお過ごしください。

原稿作成:薬剤師 白鳥勇磨

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