2018年07月09日

2018年08月10日

真夏のダイエット必殺アイテム「痩せる薬」やサプリメント11選【薬剤師コラム】

服で体型をごまかすことが困難な季節がに突入しつつあります!否応無しに薄着になり、時には水着にならなければいけないこともあるサマーシーズン。
この時期に焦ってダイエットを始める方も非常に多いのではないでしょうか。

ダイエットの基本はもちろん適度な食事制限と運動に限ります。
ダイエットは「消費カロリーが摂取カロリーを上回れば痩せる」というシンプルなシステムですが、一度ついた脂肪は本当になかなか取れません。
地道な努力・我慢と「絶対に痩せてやる」という強い意思が必要不可欠です。

そこで、 このページではダイエットをサポートしてくれる秘密のアイテムをご紹介します!
飲むだけで痩せる魔法の薬ではありませんが、100頑張った分を200~何倍も頑張ったことにしてくれるような強力な減量サポート効果のあるアイテム揃いです。
55

ダイエット医薬品&サプリメント11選!


真夏のダイエット必殺アイテム「痩せる薬」やサプリメント11選【薬剤師コラム】

・肥満治療薬
ゼニカル
海外では肥満治療薬として非常に有名な薬で、多くの臨床実績があります。
アメリカで実施されたゼニカルの臨床試験では87%の方にダイエット効果が認められ、このうち6割が元の体重から-5%・3割が元の体重から-10%の減量に成功したという報告があります。

ゼニカルは食事中の脂肪分の約30%をカットして体外に排出させるため、油っこい食事が好きな方や食事制限が苦手な方に特にお勧めです。
(逆に、炭水化物中心の方にゼニカルはあまり向いていません。糖分はカットすることができないからです。糖分カットをしたい方は読み進めてください!)

脂肪分を排出するという作用上、油が便と一緒に排出されるためにどうしても下痢のようになります。ゼニカル服用後24~48時間以内にはこの症状が起こるので、その期間は「すぐにトイレに行ける状況」を確保しておくことを推奨します。

ゼニカルを服用しているからといって必要以上に食べていたら全く意味がありません。ゼニカル服用中もきちんと適度な食事制限と運動を行いましょう。

日本では認可されていませんが、美容系のクリニックや個人輸入で購入できます。

サノレックス
サノレックスは日本でも認可されている肥満治療薬です。(BMI35以上の肥満に対しての適応です。)
脳の摂食中枢と満腹中枢に働きかけ食欲を抑制する作用があるため、食事制限に成功することで確実なダイエット効果があります。
また、新陳代謝を高めて脂肪燃焼しやすくなる作用もあるため痩せやすい身体作りが可能です。

脳に作用する薬であるため精神神経系の副作用に注意が必要で、継続服用期間は3ヶ月までと制限されています。

厳しく規制されているため個人輸入で購入することはできません。サノレックスの服用を希望する方は病院で医師の診察を受けてください。

・ダイエットサプリメント

アーユルスリム
インドの伝統医学アーユルヴェーダに基づいて作られたダイエットサプリメントです。
天然ハーブ由来なので副作用がなく安心して服用できます。

ガルシニア、ググル、ギムネマ、ハリタキ、フェヌグリークなど複数の天然成分が配合されており、それぞれに脂肪燃焼効果・お通じの改善・デトックス・抗ストレス・血糖やコレステロールを下げる・生活習慣病の予防など健康&ダイエット効果に優れています。
即効性はあまりありませんが、日常生活にアーユルスリムを取り入れることで健康で美しい身体を手に入れることが期待できます。

フェーズ2
「カーボブロッカー」と呼ばれるダイエットサプリメントです。炭水化物(糖質)の体内への吸収を妨げる作用があるので、炭水化物太りの方や炭水化物がやめられない方に特にお勧めです!

ゼニカルのように体外に排出する薬ではないので効果には個人差が大きいですが、副作用はないので日常的に安心して服用できます。
フェーズ2を服用しているからといって白米・ラーメン・パスタなどたくさん食べていたら普通に太ります。必ず適度な食事制限と運動を並行しましょう!

Lカルニチン
カルニチンは体内でも生成されるアミノ酸ですが、脂肪の燃焼を助ける作用があるためダイエットのサポートサプリメントとして高い人気があります。

エネルギー代謝を活性化するため、脂肪燃焼効果の他にも記憶力アップ・アンチエイジング・疲労感の解消・高脂血症の予防や改善・運動能力や免疫力アップ・不妊改善などの効果も期待できます。
ただし、カルニチンを服用していても運動をしないとエネルギー代謝がよく動かないのであまり意味がありません。適度な運動が必要不可欠です。

減量効果のある医薬品

 

真夏のダイエット必殺アイテム「痩せる薬」やサプリメント11選【薬剤師コラム】

・利尿薬

利尿薬は体内の余分な水分を尿として排出することで浮腫を改善する薬です。

身体に余分な水分が溜まって浮腫が酷い状態だと、血流が悪くなり老廃物が溜まり新陳代謝が落ちて更にむくむ&痩せにくい身体になります。むくんでいると、心臓など身体にも負担がかかります。
そのため、顔や手足など身体の浮腫がある方(特に生理前は浮腫やすくなります。)にお勧めです。

利尿薬を服用することで体内の水分が減るため体重減少効果はありますが、脂肪には作用しないのでダイエットにはなりません。
そもそも利尿薬は主に心臓病や腎臓病の方が疾患による浮腫治療のために服用するものです。健康な状態の方の利尿薬の長期常用・乱用は非常に危険なのでやめましょう。

ラシックス
一番有名な利尿薬です。短時間作用型で、即効性に優れています。

アルダクトン
ラシックスより穏やかめの利尿薬です。男性ホルモンを抑える作用もあるため、大人ニキビの治療に使用されることもあります。

ルプラック
ラシックスより利尿作用が強く、副作用の低カリウム血症を起こしにくいことが特徴です。

・糖尿病治療薬

糖尿病治療薬の中には減量効果が期待できる薬が存在します。ただしどの薬も血糖値を下げる作用を持つ薬であり、正常な血糖値の方が服用すると低血糖に陥ったり重大な副作用が発現する恐れがあります。これらの薬の服用を希望する方は必ず医師に相談してください。

グルコバイ(αグルコシダーゼ阻害薬)
摂取した糖質の消化・吸収を遅らせる作用を持つため、糖尿病の方の食後の急激な血糖上昇を抑えるために使用される薬です。
血糖値の急上昇は脂肪が合成されやすくなり肥満の原因となります。グルコバイはこの現象を防ぐことで、脂肪を溜め込みにくい状態にすることが可能です。

糖質制限ダイエットと同じような効果なので、痩せたいけど糖質(炭水化物)がやめられないという方にお勧めです。普段から糖質制限ができている方にはあまり意味がないように思います。
効果は穏やかでありゼニカルのように摂取カロリーをカットする薬ではないので、くれぐれも食べ過ぎは禁物です。

メトグルコ(ビグアナイド系)
古くから非常に多く使用されている糖尿病治療薬です。糖新生の抑制・糖の取り込み及び利用の促進・消化管からの糖吸収の抑制・食欲抑制作用で体重減少が期待できます。
更に、最近ではメトグルコはアンチエイジング(長生き効果)・発がん予防にも有効な「奇跡の薬」ではないかとして世界中から注目され、詳しい研究が行われています。

滅多にありませんが、乳酸アシドーシスという重大な副作用が稀に報告されているため注意が必要です。

フォシーガ(SGLT2阻害薬)
近年登場した比較的新しい糖尿病治療薬で、血液中の糖を尿中に排出する薬です。
脂肪を蓄える働きを持つ糖を体外に排出してくれるため、体重が3kg程度減少するというデータがあります。

脱水症状や尿道炎などの副作用があるので注意が必要です。

薬やサプリを服用する前にできること


真夏のダイエット必殺アイテム「痩せる薬」やサプリメント11選【薬剤師コラム】
金銭的にも身体的にも、食事制限と運動だけで痩せられるに越したことはありません。
もちろん、だからといって極端な食事制限や無理な運動は禁物です。健康的ではありませんし、リバウンドする可能性が高いです。

そこで、今からでも少しずつ実践していける「痩せ習慣」をいくつかご紹介します。

・良質で十分な睡眠をとる
「睡眠ダイエット」という言葉があるほど睡眠はダイエットに重要です。
深く眠っている間は、脂肪を燃焼させ細胞を修復する成長ホルモンや糖分を分解するコルチゾールなどのホルモンが体内で分泌されます。一晩寝ているだけで身体は300kcalほどカロリーを消費します。
現在は7時間前後の睡眠がベストだと言われています。

・湯船にゆっくり浸かる(半身浴)
ダイエット中にお風呂をシャワーのみで済ますのは非常に勿体ないです。
湯船にゆっくり浸かることは、血流を良くする・基礎代謝を上げて脂肪燃焼しやすい身体に導く・老廃物のデトックス効果でむくみをとる・ストレス解消・冷え性の改善・ホルモンバランスを整えるなど素晴らしいメリットばかりです。夏でも湯船には浸かるようにしましょう。

・時間がある時に簡単な運動やエクササイズをする
通学や出勤時などにできるだけたくさん歩く、TVを観ながらスクワットや腹筋などの「ながらエクササイズ」など、忙しい方や運動嫌いな方でも無理なくできることはたくさんあります。
日頃から身体を動かすことを意識するだけでも変わっていきますよ。

・タンパク質を積極的に摂る
卵・大豆製品・魚・肉などに多く含まれるタンパク質は筋肉になる栄養素です。
筋肉がつくと、基礎代謝が上がって脂肪の燃焼効果が高まります。
もちろんタンパク質を摂るだけでは筋肉は育ちません。筋トレも実践しましょう。

・食物繊維を積極的に摂る
腸内環境を整える・血糖の上昇を抑える・脂質の排出を助ける・便秘の改善などの働きを持つ食物繊維は健康的なダイエットに適しています。
食物繊維は大豆(納豆やおからなど)、豆類、きのこ類、海藻類、果物などに多く含まれています。

・よく噛んでゆっくり食べる
時間をかけて食事をすると、少ない量でも満腹感を得られるようになるため食べ過ぎを防止しやすくなります。
すぐに飲み込まず、30回を目安に噛むように心がけましょう。

・夕食は控えめ&寝る前の4時間以上前に
夕食後から就寝までにカロリーを消費できればいいのですが、できなかった場合はカロリーがそのまま脂肪として蓄積されてしまいます。ダイエット中の夕食は炭水化物や油っぽいものを抜いて野菜メインなど控えめの量にしておくことと、寝る時間とはできるだけ離らかすことを推奨します。

これらの痩せ習慣はほんの一部ですが、今日からでもすぐ実践できそうな簡単なものをご紹介しました。
理想の身体になれるように、無理しない程度に頑張っていきましょう!
原稿作成:薬剤師 浅田マキ
参考文献:「日経ドラッグインフォメーション」

上に戻る